パッシブデザインとオープンソース

図1 Radianceによるレンダリング:小さな家(ル・コルビジエ設計)

パッシブデザインの研究を初めてから40年近く経ってしまいました。

パッシブデザインはある意味で「伝統的な民家など地域に根ざした建築の設計作法が再び進化を始めたもの」だと考えることができます。

そして、設計の道具としてシミュレーションは必要不可欠です。コンピュータの世界では、かつては高価だったシミュレーションソフトウェア、例えば、熱伝導解析やHVAC分野ではEenrgyPlus、光環境分野ではRadiance(図1)、流れ解析ではOpenFOAMなどがOpen Source Software(OSS)として公開され始めました。

ソースコードが自由に利用できる状況になり、多くの活動がはじまりました。我が国では上記のOpenFOAMの講習会をCAE学会が中心に全国で行っており、多くの方々が参加して活況です。

オープンCAE学会の活動は日本では珍しく、これらソフトウェアが十分に活用されている、あるいは、知られているとは言えない状況です。

理由の一つにこれらソフトウェアの日本語解説がないことが挙げられます。これまで、LEAD ProjectとしてESP-rやRadianceの配布、日本語マニュアルの公開などを行って来ました。

分散して公開していた情報を一元化しさらなる普及を目指し、これらソフトウェアを活用するノウハウを提供しようというのがWeb開設の目的です。

永続的な活動を行うために、今後、法人化を視野においています。宜しくお願いいたします。

© Koji Takemasa (Ph.D.) 2014