Blogを公開しているサーバはUbuntu20.04をベースとしており、これにnginx(web server)を起動し、WordPressを導入している。管理は当然、自分自身で行うのであるが、その為にはサーバーにリモートでアクセスする必要がある。
既に書いたように昔はTelnetで管理を行なっていたが、今はセキュリティーの高いsshでアクセスしている。sshではパスワードを使用しないで、「鍵」を使うので確かに安全である。Ubuntuは人気のDebianから派生したLinuxディストリビューションで多くのユーザーがいる。その為、不具合やバグは直ぐに修正されるし、新しいソフトも配布されるので毎日、アクセスしてアップデートを行う必要がある。
僕はiPad、iPhone、MacBook Air(M1)、Windows10、Windows11、Xubuntu20.04を使用しているので、いずれのマシンでも管理が行えなければ面倒なことになる。目の前のiPad Proでメンテ作業も行える(当たり前)ことは当然である。
そこで、iPad ProにはPromptとWebSSHと言うアプリを導入している。これらに「鍵」を持たせることで、簡単にアクセスできる様になる。「鍵」も上記のアプリで作成することができるし、他のソフトで作成した「鍵」を利用できる。以下はPromptを起動し、サーバにアクセスした画像である。
![](https://www.lead-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/F3778630-AD21-404B-9D34-F8636C119D90_1_102_o-1024x715.jpeg)
![](https://www.lead-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/0FEF3D5A-6DAF-4BE7-966A-26979B6B3096_1_105_c-1024x715.jpeg)
これはWebSSHを起動し、アクセス後にnanoと言うエディタを立ち上げた画像である。nanoは当然、サーバ側のアプリケーションで、この様にiPad Proにないアプリを利用することが可能である。
もし、サーバー側に余裕があれば、iPad Proにはないプログラミング言語などLinuxでしか利用できないアプリケーションをiPad Proで利用可能になる。
入院で中断しているけど、サーバにX11を導入しておけば、これを、端末(iPad ProやMacBook Air)で利用できる。実験は行ったので以下にMacBook AirでX11を利用している画像を示す。中央が端末でX11を動かしている様子である。これで、Blenderを動かし、VI-SuiteでEnergyPlus、Radinaceは動かせる。ESP-rも動かせる様になる。
![](https://www.lead-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/FE478829-618C-42F7-847D-74647D3DD85E-1024x640.png)
今、Windows10、Windows11では正式にサポートされたWSL(Windows Subsystem Linux)上でUbuntuを始めとするLinuxディストリビューションが利用できる。
これと同様な環境をサーバーを必要とするもののiPad Proでも実現が可能なのは嬉しい。今後、この情報はBlog上で公開する。